聖堂

大聖堂とは

キリスト教の教会には、○○教会ではなく、○○大聖堂、○○聖堂などと名付けられている建物もあります。

キリスト教に詳しくない人などは、教会と大聖堂では何か違いがあるのかな?と思ってしまうかもしれませんが、信仰の場という意味ではこの2つに大きな違いはありません。

ただし、厳密には主教座を置く教会のことを大聖堂もしくは聖堂と呼ぶことが多いです。
主教座とは、カトリック教会でいうところの司教のような高位聖職者が所在する場所のことで、ほとんどの大聖堂には司教など高位聖職者がいて、その周辺の教区を管理するという機能があります。

つまり、大聖堂や聖堂はその周辺の教会や信者を束ねるリーダー的な存在といったところでしょうか。
ただし、言語によっては主教座がなくともその教会を大聖堂・聖堂と呼ぶ場合があったり、主教座と聖堂とは全く別の意味合いで使い分けられている場合もあるので注意が必要です。

たとえば、セルビアの首都・ベオグラードにある聖サワ大聖堂は、世界最大級の正教会の大聖堂として有名ですが、正教会の教会であるこの大聖堂には主教座は置かれていません。

 

有名な大聖堂

キリスト教徒が多い欧米には、いくつもの有名な大聖堂があります。パリのノートルダム大聖堂や、ドイツ・ケルンの大聖堂、イギリスのカンタベリー大聖堂などなど…。

これらの建造物はいずれも大聖堂の名にふさわしい、重厚で巨大な建物となっており、今も多くの人が礼拝に訪れる信仰の場となっています。

また、キリスト教徒が少ない日本にも、大聖堂は存在しています。
御茶ノ水にある東京復活大聖堂(通称・ニコライ堂)や、文京区関口にある東京カテドラル聖マリア大聖堂(カトリック関口教会)、長崎の浦上天主堂などが有名です。

日本の場合は特にこうした大聖堂が、信仰の場であることよりも、結婚式をする場所であったり、美しい建物を見物するための観光スポットとして認識されている傾向がありますが、本来はキリスト教徒にとっての神聖な礼拝の場であることを忘れてはなりません。