プロテスタント

カトリックとプロテスタント

仏教や神道が根付いている日本では、キリスト教を信仰する人はどちらかというと少数派といえますが、チャペルでの結婚式や、クリスマスなどのイベントの存在によって、なんとなく身近に感じている人もいるのではないでしょうか。

しかし、キリスト教の詳しい知識というのはほとんど持ち合わせておらず、例えばカトリックとプロテスタントの違いなどもあまり知られていません。

キリスト教とひとことでいっても、実はその教派は実に多岐にわたっています。
特にカトリックとプロテスタントというのは、現在のキリスト教を見るうえでもっとも大きな2つの教派といえるのではないでしょうか。

 

プロテスタントの発生

もともとパウロをはじめとする宣教者によって広められていったキリストの教えは、各地域に広がっていくにつれそれぞれユニークなものへと変わっていきました。

特に大きな変化といえるのは、4世紀末にローマ帝国が国を治めるためにキリスト教を国教へと定めたという事柄です。やがてローマ帝国が東西に分裂すると、国教として定められていたキリスト教も、東ローマ帝国に属する東方教会、西ローマ帝国に属する西方教会として分裂することになってしまったのです。
このとき、西方教会は自らの路線を普遍的(カトリック)と呼ぶようになったのです。

やがて16世紀になると、今度は西方教会の中で内部改革を望む声が高まります。
いわゆる「宗教改革」と呼ばれる出来事で、このときカトリックに反発し、離れていった人々が抗議する者=プロテスタント、と呼ばれることになったのです。

キリスト教というひとつの宗教から分裂したカトリックとプロテスタントは、教会で礼拝をするなど基本的な信仰行為は似ていますが、プロテスタントは、カトリックと比べると民主的で自由度が高いことを主張する傾向があります。

そのため、プロテスタントの中でもさらにルター派、カルヴァン派、英国国教会といった教派があり、現在では実に多くのプロテスタント系教派が存在しています。